Archive for the ‘食育’ Category

食育通信「だんらん 第7号」

2009年12月22日
◆食育通信「だんらん 第7号」
 石狩市立若葉小学校 2009年12月18日
 雪が積もり、気温も下がり、調子を崩しやすい冬がやってきました。かぜは1週間くらいで回復する場合が多く比較的軽い症状でおさまりますが、インフルエンザは重症化すると命に危険が及ぶ場合があります。それでは、どのような食事をするといいのでしょう。今回はかぜと食事についてお知らせします。
1,どうしてかぜをひくの?
 かぜの多くはウイルスが原因です。空気中にただよっているウイルスが鼻やのどに入って、鼻水やのどの痛み、発熱、せきなどが起こります。かぜは正式には「かぜ症候群」といいます。かぜを引かない為には、ウイルスを体内に入れないことと、体の抵抗力を高めることが大切です。日頃から栄養をしっかりとって、運動と休養をするようにしましょう。
2,かぜをひいた時の食事と対処法
 十分な予防対策をしていても、かぜやインフルエンザにかかってしまうことがあります。ひいてしまった場合は、悪化させないように気をつけましょう。
3,レシピ…かぜをひいたときにおすすめ
 「卵と豆腐のほかほか雑炊」
□一人分:エネルギー量 約374キロカロリー
□材 料:
・ご飯 茶碗1杯弱 ・卵 1個 ・豆腐 1/6丁 ・にんじん 1/4本 ・大根 40g・ほうれん草 1株  
・生姜 薄切り2枚 ・酒 小さじ1 ・醤油 小さじ1 ・だし汁 1と1/2カップ ・塩 少々
□作り方:
①大根とにんじんは皮をむいて、薄いいちょう切り、豆腐はさいの目に切り、生姜は千切りにする。ほうれん草はゆでて
3cmくらいに切る。ご飯はざるに入れて、洗い、水気を切っておく。
②だし汁の中に大根とにんじんを入れて煮る。軟らかくなったら豆腐と生姜を入れて酒と醤油と塩を加え、一煮立ちさせる。
③②にご飯を加えて軽く混ぜ、ほうれん草を上にのせる。 
④最後に溶き卵を回し入れ、半熟状態にしてできあがり。
 
4,ことわざ「人のごぼうで法事する」
 このことわざと同じような意味をもつことわざに「他人のふんどしで相撲を取る」「他人の念仏で極楽参り」などがあります。ごぼうを栽培し、食用にし、多量に食べているのは日本人だけだそうです。ごぼうには、強精作用・利尿作用・発汗・解毒作用・解熱作用があります。

食育通信「だんらん」NO,5

2009年10月27日
食育通信「だんらん」NO,5

石狩市立若葉小学校 2009・10・19

◆早寝・早起き・朝ごはんで学習意欲UP!
「早寝・早起き・朝ごはん」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では、よく使われているためご存知の方も多いと思います。
若葉小学校でも取り組んでいます。
今回は、なぜ「早寝・早起き・朝ごはん」が良いのかをお伝えしたいと思います。
<早寝>
○脳は寝ているときに冷えて疲労回復します。(寝る前に脳を興奮状態にしないように)
○ぐっすり寝ているときに成長ホルモンが大量に出ます。
○9時間くらいは寝るようにしましょう。
<早起き>
○朝食、排便などの時間確保のために、朝の時間にゆとりを持たせましょう。
○早寝をするためにもまずは早起きをしましょう。
<朝ご飯>
【朝ごはんを食べるだけではダメです。内容をしっかり考えましょう】
○朝にご飯(米)を食べないと脳は働かない。朝におかずを食べないと脳が育たない。
(欠食すると、がんばって勉強しても脳に入ってきません。)
○リジンを多くとりましょう。(脳の唯一の栄養であるブドウ糖の吸収がよいため。)
(リジンを多く含む食品:鶏肉・豚肉・牛肉・いわし・ぶりなど)
○体温が上がる。(欠食すると冬眠状態の動物と同様のからだで1日を送ることに。)
「早寝・早起き・朝ごはん」ができていないと、学習意欲がわきません!
~おやつ作りで脳活性化~
おやつを親子で作ると、子どもの脳の発達に影響をもたらすことが東北大の川島教授の研究で明らかになりました。
前頭前野と呼ばれる脳の額に近い部分は、思考力や創造性、やる気、集中力、学習力、コミュニケーションなど人間性の中心的な働きをになっています。その前頭前野が親子でのおやつ作りをすることで強く反応していることが確認されました。
また、20~22歳の大学生で子ども時代に親子でおやつ作りを経験した人は、していない人に比べて、おとなになってから「人生に対する前向きな気持ち」「自信」「近親者の支え」などの幸福感をより感じていることもわかりました。
◆親子で作ってみよう!!
「スイートポテト」
* 材料(3個分)*
さつまいも  小2本
砂糖     大さじ3~4
卵      1個
バター    大さじ1
牛乳     大さじ2
アルミカップ 3個
* 作り方 *
①さつまいもは皮をむき、サイコロ状に切ります。
②鍋にさつまいもを入れ、水をひたひたにはってゆでます。
③さつまいもに火が通ったらザルにあげ、お湯を切ります。
④③をボールに入れ牛乳、バター、卵(1/2個)、砂糖を加えざくざく混ぜます。
⑤アルミカップに④を入れ、表面に卵(残りの1/2個)を刷毛で塗ります。
⑥⑤をオーブントースターで表面に焦げ目がつくまで焼けば出来上がりです。
◆九月の食べ残し
《食べていた料理》      
1位 とうもろこし 0%   
2位 枝豆 1%   
3位 かき揚げ 2%  
 《残していた料理》
1位 小松菜と油揚げのみそ汁 26%
2位 ヘルシーサラダ 25%
3位 ひじきの炒め煮 21%
◆食べものことわざ
「ぬれた手であわ」
粟(あわ)はきつねのしっぽに似たイネ科の植物です。
食べると味が淡いので、あわと名付けられたそうです。
あわの実は粒が小さいことが有名です。
今では粒の大きな米などにおされ雑穀と称されています。
雑穀は、アトピーの症状を和らげる働きがあります。
また、食物繊維やミネラルが豊富です。